デイナイトケアのプログラムとタイムスケジュール

社会的役割が大きく需要も伸びている「デイナイトケア」

患者を支えるデイナイトケア

プログラムとタイムスケジュール

プログラムとタイムスケジュール

デイナイトケアのプログラムやタイムスケジュールを見ていきましょう。具体的な内容は施設によって異なるので、ここではあくまで一例として紹介します。

プログラム例

デイナイトケアでは「集団認知行動療法」が行われます。落ち込んだ気持ちや不安感、緊張感などの症状を改善していきます。これらの感情が湧く理由は「自分には価値がない」という考え方が大きく影響しています。集団認知行動療法ではネガティブな思考をポジティブな方向に変えるために心理士などの指導をもとにあらゆるプログラムに取り組みます。心理プログラムでは日常生活や仕事上で発生し得るトラブルへの対処法について話し合い、生活が豊かになるような考え方やストレス解消の方法を学びます。
利用者同士でフリートークをする時間も設けられ、お菓子を食べながらみんなで雑談します。参加するメンバーによって毎回話題は変わり、好きな映画やゲーム、スポーツなどあらゆる内容で盛り上がります。デイナイトケアに通う人は「上手に人と会話をしたい」と悩んでいる人も多く、会話の中でコミュニケーション能力を磨くことができます。また、あらかじめトークテーマを決める場合もあります。テーマに沿って自分の意見を話したり、相手の意見を聞くことで実践的なコミュニケーション能力が鍛えられます。あらゆる人の意見を聞くことで、自分の価値観にも幅が生まれます。
コミュニケーションについて授業形式で説明を受けるプログラムもあります。「話す人」「聞く人」「観察する人」を役割分担し、あらゆるテーマについて話し合います。その中で自分のクセや改善点を知り、コミュニケーション能力を磨いていきます。なお、話し合いだけでなく身体を動かす交流プログラムもあります。
利用者に課題を与え、利用者同士で協力するグループワークを取り入れている施設も少なくありません。相手と協力して課題に挑戦し、解決していく力が身につきます。その他にも、個人や集団で絵を描くアートプログラムなどがあります。自分の中のイメージを表現する力や周囲と協力して1つのものを作り上げていく力が鍛えられます。

タイムスケジュール例

9:00までに集合し、朝のミーティングと体操を行います。9:30から午前のプログラムを開始し、11:30まで行います。昼休憩・食事を挟んで12:45から昼のミーティング、13:00から午後のプログラムが始まります。15:00からはフリータイムで各々自由に過ごします。16:00に夜間ミーティングをして、そのまま夜間プログラムに入ります。17:30に夕食・入浴があり、その後は再びフリータイムです。19:30に最後のミーティングをして、20:00に解散です。

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