デイナイトケアの求人を探すポイント
社会的役割が大きく需要も伸びている「デイナイトケア」
社会的役割が大きく需要も伸びている「デイナイトケア」
デイナイトケアの求人を探すポイントを紹介します。施設の形態や規模によって条件が変わってきますので、自分の希望に合う職場をしっかり見極めた上で応募しましょう。
まず、病院に併設されているのか、クリニックに併設されているのかを確認しましょう。病院に併設されているタイプは病棟との連携が取りやすいため、患者の状態が悪化した際は即座に入院手続きを進められます。入院した患者の様子を見に行くこともできるため、申し送りを受けやすいなどのメリットもあります。また、他の診療科を設けている病院であれば、プログラム中に患者の体調が悪くなった際に外来へ受診できます。病院は勉強会や研修を積極的に行っているので、スキルアップを目指す看護師にもおすすめです。
クリニックに併設されているタイプは病院に比べると規模が小さくスタッフや患者の数が少ないです。アットホームな雰囲気で働きたい人はクリニックがおすすめです。委員会や勉強会なども少ないので、拘束時間が少ない点もメリットです。
施設の規模にも注目しましょう。小規模の場合、患者の数は30人以下です。スタッフの配置基準については、精神科医師1人、作業療法士・保健福祉士・臨床心理技術者のいずれか1人、そして看護師1人です。患者の数が少ないため信頼関係を構築しやすく、個々に寄り添った看護を提供できるというメリットがあります。
大規模の場合、患者の数は50人以下もしくは70人以下です。50人以下の場合は精神科医師1人、作業療法士または作業療法の経験がある看護師1人、看護師1人、臨床心理技術者または精神保健福祉士1人で構成されています。70人以下の場合は精神科医師2人、作業療法士または作業療法の経験がある看護師1人、臨床心理技術者または精神保健福祉士1人、医師以外の従事者1人が基本的な構成です。患者の数が多く様々な症例に触れられるため、スキルアップしやすい環境です。スタッフの数が多いので連携して仕事をしていく姿勢が求められます。
リワーク専門、依存症専門、高齢者専門など、専門性が高い施設もあります。特定の分野に特化した看護に興味がある人はこういった職場を探しましょう。その際は、施設の特色や希望する仕事ができるかどうかを細かくチェックしてください。
労働条件も忘れずに確認してください。基本給、手当、福利厚生、労働時間などの基本的な情報だけでなく、託児所の有無や交通の便なども重要です。自分の中で優先順位をつけて探すといいでしょう。